(1)
①


29日9時には高度5580m付近、東経127°付近にトラフが解析されています。そこで29日21字についても5580m付近、かつ29日9時のトラフの位置よりも少し東側で、等高度線の曲率がある部分かつ、正渦度極大値をさがします。すると赤実線で結んだ位置がトラフだとわかります(赤は線は29日9時の位置)。よって5580mの等高度線とトラフが交わる位置は東経124°となります。
またこのトラフは12時間で地図上で24mm動いています。40mmあたり600NMであるため、トラフの12時間の移動量は360NMとなります。1時間あたり30NM移動する速さのため、その速さは30ノットです。
移動方向は東です。
②
24時間後のトラフは、初期時刻から12時間後の移動速度と同じぐらいと仮定すると大体、東経130°~135°ぐらいに来るだろうとあたりがつきます。

そのあたりで正渦度極大域を探すと+109というのがあるので、そこにトラフが来ることが考えられますが、等高度線はほぼ直線であり、トラフの位置は不明瞭です。よって不明瞭になった。が答えです。
(2)
関東地方の気圧と気温の特徴を述べる問題ですが、順番に見ていきます。

上の図に青で示した、低気圧進行方向前面である関東地方ですが、気圧の尾根となっており、周囲より気圧が高いと言えることがわかると思います。

また、大気下層の気温ですが850hPaの等温線や等相当温位線が南側に凸となっており、気温の谷、つまりは周囲より気温が低いことがわかります。
関東の南側を通る南岸低気圧は、大気下層に冷涼な北東風を引き込み、下層の気温を低下させ、しばしば大雪をもたらすことがあります。冷たい空気は重いため、地上気圧が高くなります。
よって答えは、
北東部から南西部にかけて周囲より気圧が高く、下層の気温は周囲より低くなっている。(40字)
(3)
①

東経140°の経線と0°の等温線の交点は初期時刻から12時間後には、北に0.5°移動し、12時間後から24時間後にかけては南に0.5°移動する予想となっています。
②

等温線の気温が高い方から風が吹いているのか、低い方から風が吹いているのかで暖気移流か寒気移流か判断します。
初期時刻については、気温が高い方から低い方に風が吹いているので暖気移流です。
12時間後についても同じく、暖気移流です。
24時間後については、反対に気温の低い方から高い方に吹いているので寒気移流です。
(4)

等温線集中帯の南縁が前線面と考えると、低気圧後面は12℃の等温線、前面は6℃の等温線がそれに該当しそうです。そのうえで、前線面は寒気側から暖気側に傾いていることから、地上の前線は850hPaの前線面よりすこし暖気側にくることや、前線をまたいで風向のシアーがあることを考えると上の図のようになります。多少の誤差は許されるはずです。
さらに地上の天気図に落とし込むと以下のようになります。

さらに地上の風向のシアーと矛盾がないように、また、気圧の谷を通すようにしながら微調整すると下記のように前線を描くことができます。










