(1)

まず雲頂高度の特徴ですが、赤外画像で明るく写っているところほど雲頂高度が高いと言えるので、運超高度は高い順にC>A>Bとなります。

降水の強さの特徴については、レーダーエコーにそれぞれの領域を落とし込んで確認します。
Aは降水が解析されていません。Bは30mm/h以上の強い降水域が確認でき、Cは50mm/h以上のさらに強い降水域が確認できます。
またCについては雲域と降水域の形状と、雲域と比較した降水域の広がりにも言及する必要があるため確認します。Cの雲域の形状は、赤外画像で輪郭がわかる団塊状であり、強い降水域は細長い線状です。この降水域は雲域より狭くなっています。
これらをすべてまとめますと
A:雲頂高度はやや高いが、降水はほとんどない(弱い)。(21字)
B:雲頂高度は低いが、強い降水域が分布している。(22字)
C:雲は団塊状で雲頂高度は高く、雲域より狭い範囲に、非常に強い降水域が線状ににのびる。(40字)
(2)

東シナ海で、20mm以上の降水が解析されている黄色い領域から半径200kmの範囲を緑の円で囲んでいます。この円の外で雲頂高度が高い領域を探します。

図7に緑の円を落とし込むと、赤で示した領域が雲頂高度が最も高い領域と言えます。
よって北緯32°、東経124°となります。
(3)
①

地上の空気塊を持ち上げると、飽和していない空気は乾燥断熱線に沿って温度が低下していきます。露点を通ると飽和混合比線と交わる点で飽和します。この点からは空気塊の水分が凝結しながら湿潤断熱線に沿って温度が低下していくことになります。すると920hPa付近から上層では、空気塊の温度は周囲の気温よりも高くなっていることがわかります。この高度を超えると空気塊のほうが周囲の空気よりも軽くなっているとも言えます。空気塊は周囲の空気よりも軽いので、力を加えなくても上昇していくことになります。つまり、この920hPaが自由対流高度です。
②

さらに空気塊が上昇していくと、湿潤断熱線に沿ってどんどん温度が下がっていきます。ここで、空気塊の温度が周囲の気温より低くなることがあれば、そこで浮力はなくなり、自由対流は抑制されることになります。このときの高度が対流抑制高度です。しかし、今回は300hPaまで、空気塊の温度のほうが周囲の空気よりも高いままですので、浮力がなくなるのは300hPaより上です。
③
950hPaから500hPaの風向と風速の鉛直分布の特徴についてです。上の図の赤い四角のエリアです。風向は一様に西南西です。風速は950hPaでは20ノットでだんだん強くなり、700hPa付近で50ノットです。それより上層ではまた弱くなり、500hPaでは35ノットとなります。これらをまとめると、
全般に西南西の風で、700hPa付近で50ノットと最も強くなっている。(35字)








