(1)
①

黄海付近の低気圧について初期時刻、12時間後、24時間後について位置を示しています。初期時刻から12時間後までに地図上の距離で29mm移動しています。北緯40°から50°の600海里の地図上の距離が35mmであることを利用して、この低気圧の実際の移動距離は600海里×29mm/35mm=497海里ということになります。12時間で497海里進む速さは497海里/12時間=41ノットとなります。5ノット刻みでは40ノットとなります。
12時間後から24時間後についてもどうようにして、移動距離を求めると343海里となり、移動の速さは、29ノットとなり、5ノット刻みで30ノットとなります。
②

ア12時間後の中心気圧は996hPaであり、初期時刻の1012hPaから‐16hPa変化していることがわかります。
イ24時間後の中心気圧は984hPaであるため、中心気圧の変化量は-12hPaとなります。

ウ低気圧中心とトラフ、強風軸の位置関係を上の図に示しています。トラフは等高度線の曲率の大きいところや渦度の値が大きいところを通すようにしています。また強風軸は渦度の0のラインとしています。12時間後のトラフは低気圧中心の西北西(もしくは西)に位置します。
エ同様にして、トラフと低気圧中心の位置を確認すると、トラフは地上低気圧中心のほぼ真上にあることがわかります。
オこちらも同様にして強風軸と低気圧中心の位置を確認すると、低気圧中心は強風軸よりも高緯度側にあります。
(2)

まず上の図から地上中心付近の700hPaの湿数を確認します。中心付近は網掛けになっている湿数3以下の部分ではなく、乾燥していることがわかります。
次に下の図から地上中心付近の700hPaの鉛直流について見てみます。こちらは地上中心は、+23hPa/h付近の白抜きの範囲に位置しています。鉛直流が正なのは下降流です。
以上をまとめると、
乾燥した下降流域になっている。(15字)
(3)
まず図1の天気図の前線の位置を図5上に落とし込みます。

すると、温暖前線は6℃の等温線付近、寒冷前線は6℃~12℃の等温線付近に対応しているのがわかります。また問題文には(2)に着目してと書かれています。(2)では低気圧の中心付近が乾燥していて下降流となっていることを述べました。これは、温帯低気圧の衰退期であり、前線はすでに閉塞していることを示しています。それらを踏まえて12時間後の850hPaの6℃の等温線に温暖前線を、6℃~12℃の等温線に寒冷前線をかき、交点を閉塞点として、閉塞前線もかくと、以下のようになります。

12時間後では、12℃の等温線が9℃の等温線とかなり離れているため、寒冷前線は6℃から9℃としてかいています。
また等圧線の谷を通すように少し前線の位置を調整すると以下のように作図できます。







