実技試験での机の使い方:資料や文具を整理しよう

気象予報士試験の実技試験では、知識だけでなく「机の上をどう使うか」も意外と重要です。

実技試験は75分と時間が限られているうえ、問題冊子、資料、解答用紙など、机の上に広げるものが多くなります。一方で、会場によっては机が非常に狭く使いづらいです。

私も最初の頃は、たくさんの文具や資料で、机の上がごちゃごちゃになっていました。後から見返すと、探し物をしている時間が意外と多かったと思います。

そこで、実技試験では過去問演習の段階から「どこに何を置くか」を決めて、過去問を解いて慣れておくことをおすすめします。

問題冊子を置く場所を決める

まず、問題冊子を机のどこに置くかですが、頻繁に見る資料なので、私は体の近くに置いていました。

解答を記述するときにしか使用しない解答用紙よりも使用頻度が高いため、解答用紙の上に重ねていました。

もちろん、重ねずにすべて広げられればいいのですが、机が狭いので私は上記のようにしていました。

人によってやりやすい配置があるのですが、重要なのは、毎回同じ配置にすることです。

試験当日に「どこに置こうかな」と考える必要がなくなります。

問題冊子は折り返して使う

冊子を何度もめくるのが面倒だからといって、机の上に全部のページを広げようとすると、かなり狭くなります。

そのため、今見ているページを開いた状態で、冊子を軽く折り返して使うのがおすすめです。

ただし、折りすぎて冊子を傷めたり、ページが戻ってしまったりすると逆にストレスになります。

普段から過去問を解くときに、冊子をどのように置けば一番見やすいか試しておきましょう。

解答用紙の使用頻度は低い

解答用紙は、解答するときに使います。

問題や資料を見て考えたりメモしたりしたあとで解答を書くことになるので、解答用紙は使うときに自分の手前に持ってこれるようにすればいいと思っています。

実技試験では、問題冊子をめくる、資料を見るという作業を何度も繰り返します。

そのたびに解答用紙があると、思った以上に邪魔です。

私は解答用紙は問題冊子のしたに重ねていました。書くときに上に入れ替えていました。

資料は全部広げない

実技試験では天気図、エマグラム、衛星画像など、たくさんの資料が出てきます。

ここで全部の資料を机いっぱいに広げてしまうと、逆に探しにくくなります。

試験のはじめに資料をすべてを切り離しはしましたが、まとめて置いていました。

それでも、今解いている問題に必要な資料だけを手元に出しておく方法がおすすめです。

例えば、

「今は図5の850hPa天気図を使う問題」

なら、その資料を手元に置きます。

次に別の資料を使う問題に移ったら、必要な資料を入れ替えます。

全部を常に見える状態にしておく必要はありません。

一方で資料は、問題冊子以上に一番よくみるものであり、見比べたりもしますので、使っている資料は、一番見やすい位置に置くのが良いと思います。

使っていない資料は端に

今使っていない資料は、机の端に寄せておきます。

使う資料だけ抜き取って、自分の手前に寄せてください。

そして使い終わったらまた、使っていない資料の山に戻します。

このとき、使い終わった資料を山の下に戻すようにすれば、次の資料が山の一番上にくるため、探しやすくなります。

ただし、資料は順番に使うとは限らないので注意しましょう。

それでも順番を崩さないように戻しておけば、該当の資料を探す手間は省けます。

文具を置く場所

蛍光ペンや定規を使う場合は、問題冊子や資料の外側にまとめて置いておくとよいです。

問題冊子や資料の入れ替えと干渉しない位置に置くと良いでしょう。

蛍光ペンも何色も持っていって色を使い分ける必要はないと思います。

実技試験では、

「きれいに資料を整理すること」

より、

「必要な情報を素早く見つけること」

のほうが重要です。

私なら蛍光ペン3本程度+3色フリクションボールペン1本程度が限度と思います。

一方で消しゴムやメインのシャープペンシルは頻繁に使うので、手に持っていないときでも手前に置いていました。

机の上を整理しすぎない

ここは少し矛盾するようですが、机の上をきれいに整理しすぎる必要もありません。

実技試験中は、

「この資料どこだっけ?」

となるほうが問題です。

資料を使い終わったらすぐにきれいに重ねる、といったことを毎回やっていると、それだけで時間を消費します。

ある程度ごちゃごちゃしていても、自分が必要なものをすぐ見つけられる状態なら十分です。

普段の過去問から机の使い方を練習する

机の使い方は、本番になって突然うまくなるものではありません。

過去問を解くときから、本番と同じような環境を作って練習するのがおすすめです。

例えば、私は下記のようなことを意識していました。

  • 75分を計る
  • 問題冊子を印刷する
  • トレーシングペーパーも用意する
  • カフェなどの広さに制限がある机で演習する
  • 本番同様の文具(蛍光ペンやコンパス)を使う

といったことを繰り返して配置を試行錯誤しました。

何回かやっていると、「この資料は左に置いたほうがいい」「定規はここに置いたほうが使いやすい」という自分なりのスタイルができてきます。

私はこの配置で試験を受けた

私なら、基本的には次のような配置にします。

図5と図6を使用しているときの一例です。

左右を逆のほうがいい、自分は別の配置のほうが作業しやすいというのもあると思うので、やりやすい配置にすればいいと思います。

大事なのは、この配置そのものではありません。

「自分が迷わず作業できる配置」を試験前に決めておくことです。

机の使い方も実技試験のテクニック

実技試験では、問題を解くための知識だけでなく、資料を探す時間やページをめくる時間、作図する時間なども積み重なります。

75分という時間は、落ち着いて解いていると意外なほど早く過ぎます。

だからこそ、

「どこに何を置くか」

をあらかじめ決めておくと、試験中に余計なことを考えなくて済みます。

私の場合、実技試験の勉強を始めたばかりの頃は、問題の解き方ばかり気にしていました。

でも、過去問を何度も解いているうちに、「この問題を解くためには、この資料をここに置いておくと楽だな」ということが分かってきました。

実技試験は、知識だけでなく「75分間で大量の資料を処理する試験」でもあります。

過去問を解くときは、ぜひ問題の正解・不正解だけでなく、机の使い方についても自分なりの方法を探してみてください。