気象予報士試験、合格発表までどう過ごす?試験後にやっておきたいこと

気象予報士試験が終わると、急にやることがなくなります。

試験前までは「今日はこの問題をやらないと」「実技の過去問を1題解こう」と毎日のように勉強していたのに、試験が終わった瞬間、それが全部なくなります。

筆者も解放感もありましたが、落ちているかもしれないというモヤモヤがありました。

「そういえば、あの問題の答えは何だったんだろう」

「自分の解答、あれでよかったのかな」

「非公式の解答速報はどうなっているのかな?」

と、試験のことが頭から離れなくなってきます。

私自身、試験後はこんな感じでした。

今回は、そんな気象予報士試験の「試験終了から合格発表まで」の過ごし方について、実際に受験して感じたことを交えながら書いてみます。

試験が終わった日は、もう勉強しなくていい

まず、試験が終わった日は何もしなくていいと思います。

これは本当にそう思います。

気象予報士試験は朝から学科、実技と続くため、思っている以上に疲れます。特に実技試験まで受けた日は、頭をかなり使っています。

試験が終わった直後に、

「帰ったら自己採点しよう」

「今日のうちに実技の解答を調べよう」

と考えていたのですが、実際にはそんな気力はありませんでした。

試験会場を出たときの、

「終わった……」

という感覚のほうが強かったです。

その日はおいしいものでも食べて、ゆっくり休むくらいで十分だと思います。

実技の答え合わせはほどほどに

でもやっぱり、解答速報が気になってきます。

学科試験については、自分の答えを覚えていれば比較的簡単に答え合わせできます。

当サイトのように解答をアンケート方式で集計しているサイトもたくさんあります。数日すると予備校も確度の高い解答速報を出してきます。

問題用紙に自分が選んだ番号を書いておけば、あとから確認することもできます。

ただ、ここで注意したいのが「実技に関しては気にしないこと」です。

実技は一問調べると、

「この問題も気になる」

となり、さらに調べているうちに、

「どんな解答をしたっけ?」

「この答え方だと部分点はもらえるのかな?」

と、どんどん気になってきますが、わかったところであまり意味がありません。

学科試験は合格すれば免除となるため、その科目の勉強が不要になります。

そのため、自己採点をして合格していることがわかれば、無駄に学科の勉強をせず実技試験の学習に集中できるのです。ただし、ボーダーギリギリの場合は合否の判定はできませんが。

「落ちた」と思って次の勉強をするか?

ここは人によって意見が分かれるところです。

私は落ちたと思って学習を開始すべきと思っています。

なぜなら、8月に気象予報士試験を受けた場合、合格発表は10月です。そこから次の1月の試験まで3ヶ月しかありません。

試験から合格発表までの約1.5ヶ月を何もせず過ごすのは勿体ないと思います。

私の場合は、学科試験は自己採点で13点程度とれていることがわかったので、学科の勉強はしませんでしたが、実技は落ちたと考えて、すぐに実技の勉強を始めました。

合格発表までに実技の復習をしておく

もし実技試験を受けたのであれば、試験問題をもう一度見ておくのもおすすめです。

試験直後は、

「この問題、何を書いたっけ?」

という状態になっています。

しかし、時間が経つと自分の解答を忘れてしまいます。

そこで、覚えているうちに、

「この問題ではこう考えた」

「ここは時間がなくて適当に書いた」

「この作図は自信がなかった」

とメモしておくと、もし不合格だった場合にかなり役立ちます。

次の試験で同じような問題が出たときに、前回どこでつまずいたのかを振り返ることができるからです。

気象庁のサイトを見る習慣は続けておく

試験が終わると、気象の勉強をまったくしなくなる人もいると思います。

私も試験後も勉強を続けていたとはいえ、頻度減っていた時期もありました。

ただ、気象庁HPを見る習慣だけは続けていました。

天気図を見て、

「今日は西から低気圧が近づいているな」

「この前線の後ろから寒気が入ってくるのか」

「この雲の分布はどういう状況なんだろう」

などと考えてみるだけでも、試験勉強で覚えた知識が少しずつ身についてきます。

試験のためだけに勉強していると、合格発表までの期間が妙に長く感じます。

でも、普段の天気を見ることも勉強の一部だと思えば、少し気楽になります。

合格していたら何をするか考えてみる

合格発表を待っている間に、「合格したら何をしよう」と考えてみるのもおすすめです。

気象予報士試験は、合格したらすぐに何か仕事をしなければならない試験ではありません。

気象会社で働く人もいれば、現在の仕事に気象の知識を活かす人もいます。

趣味として気象を楽しむ人もいます。

私の場合、勉強を始めたころは「とにかく試験に合格する」ということしか考えていませんでした。

ところが、勉強しているうちに気象そのものがおもしろくなってきました。

天気図を見る目も少し変わりましたし、ニュースで気象災害が取り上げられていると、「なぜこういう現象が起きたのだろう」と考えるようになりました。

資格を取った後のことを考えると、試験勉強も少し違ったものに見えてきます。

「合格しているかも」と「落ちているかも」を行ったり来たりする

合格発表が近づくと、これが一番つらいかもしれません。

ある日は、

「もしかして合格しているんじゃないか」

と思います。

次の日になると、

「いや、あの問題を間違えているから無理だろう」

となります。

そしてまた数日後、

「でも実技で部分点が入っていれば……」

となります。

この繰り返しです。

私も試験後は何度も同じことを考えていました。

ただ、いくら考えても答えは出ません。

合格発表の日になるまで、自分の合否はわからないからです。

今振り返ると、あの期間はもう少し気楽に過ごしてもよかったなと思います。

不合格だったとしても、勉強が無駄になるわけではない

もし結果が不合格だったとしても、それまでに勉強したことがなくなるわけではありません。

仮に一つも免除とならなくても、確実に知識は身についているのです。

一度覚えた天気図の見方や、前線の解析、エマグラムの読み方などは、次の試験でもそのまま使えます。

むしろ一度試験を経験したことで、

「このタイプの問題は時間がかかる」

「この問題は先に解いたほうがいい」

「この作図は苦手だった」

という自分なりの課題が見えてきます。

気象予報士試験は、たくさんの資料を読み解く特殊な試験です。

あの緊張感のなか、たくさんの資料を処理していくプロセスを経験したということ自体が、初めて受験する人にはない大きなメリットです。

合格発表の日は、あまり期待しすぎない

そして、いよいよ合格発表です。

この日になると、嫌でも結果を確認することになります。

私は合格発表の時間が近づくにつれて、妙に落ち着かなくなりました。

平日の午前中なので仕事中でしたが、

「早く見たい」という気持ちと、

「見るのが怖い」

という気持ちが両方ありました。

こういうときは、発表されたらすぐ確認するのもいいですし、仕事などが終わって落ち着いてから確認するのでもいいと思います。

どちらが正解ということはありません。

ただ、一つ言えるのは、結果を見る前に何度考えても結果は変わらないということです。

最後は腹を決めて、確認するしかありません。

SNSなどで合格報告を見るのがつらいときは見ない

合格発表前後は、SNSなどで受験生の投稿を見る機会も増えます。

「合格しました!」

という投稿を見ると、もちろん喜ばしいことなのですが、自分の結果がまだわからない状態だと、素直に喜べないこともあります。

私も気象予報士試験に関しては合格していましたが、試験の不合格はたくさん経験しています。

そのときに他人の合格報告はつらいものがありました。

そんなときは、無理に情報を追いかけなくていいと思います。

試験は他の受験生との勝負に見える部分もありますが、最終的には自分が合格基準を満たしているかどうかです。

他の人の結果を見ても、自分の点数は変わりません。

気になるなら見る。

つらくなったら見ない。

それくらいの距離感でいいと思います。

合格発表までの時間も、気象予報士試験の一部

試験勉強をしていると、合格することだけを考えてしまいます。

でも、試験が終わってから合格発表までの期間も、受験生活の一部です。

勉強から少し離れてもいい。

旅行に行ってもいい。

趣味を楽しんでもいい。

次の試験に向けて勉強を始めてもいい。

私は勉強していましたが、多少の息抜きも大事だと思います。

試験が終わったのですから、まずはここまで頑張った自分を休ませてあげてください。

そして、少し気持ちが落ち着いたら、また空を見てみる。

天気図を眺めてみる。

気象庁の情報を見てみる。

そんなところから、ゆっくり気象との付き合いを続けていけばいいと思います。

合格発表の日まで、できることはそれほど多くありません。

だからこそ、結果を考え続けるより、試験から少し離れて普段の生活を楽しむくらいがちょうどいいのではないでしょうか。

合格しているかどうかは、その日になればわかります。

それまでは、少し肩の力を抜いて過ごしましょう。

そして、もし合格していたら、そのときは思い切り喜びましょう。

ここまで勉強してきたのですから。