(1) 降水量の解析

前1時間降水量が最大となるのは、前10分間の6本分の降水量が最大となる時間帯に相当します。つまり2時30分の前1時間降水量が最大となります。
降水量は9mm+11mm+18.5mm+18mm+13mm+12mm=81.5mmとなります。
雨の強さの予報用語については下記のとおりになりますので猛烈な雨です。
| 降水強度(mm/h) | 強さの表現 |
| 10以上20未満 | やや強い雨 |
| 20以上30未満 | 強い雨 |
| 30以上50未満 | 激しい雨 |
| 50以上80未満 | 非常に激しい雨 |
| 80以上 | 猛烈な雨 |
(2) 等温線の作図
下の図は図11に対して、12℃より高いところを赤、12℃より低いところを青としています。

・赤と青の間に1本の12℃の等温線を通すようする。このときできるだけ12℃に近い点に寄せて通す。
・赤と赤や青と青の間には12℃の等温線を通さないか、2本通す。
・緑の12℃の線は必ず通る。
これらのルールを守ると下のように作図できます。

(3) エコー域と気温及び風の分布
図11に図12のエコー図を重ねると下記のようになります。

まず、帯状のエコーとその両側と気温分布の関係は上側の図を見ます。両側を比較することになるので必然的にどちらの気温が高いというような解答になりますが、今回の場合エコーの南東側では16℃や17℃といった気温が観測されていますが、北西側では、12℃や11℃となっています。よってエコーの南東側は北西側に比べて気温が高いと言えます。
これだけでは字数に足りませんので、気温の勾配にも着目します。エコー付近で14℃と16℃の等温線の間隔が狭いので、温度傾度が大きいといえます。よって、
エコー域の北西側は南東側に比べて気温が低く、エコー域付近で温度傾度が大きくなっている。(43字)
次に下側の図から風に着目します。強雨域なのでから風が収束しているという答えなのだろうと考えながら見ていきます。
これもエコーの北西側と南東側を比較すると、風向は南東側では東南東の風、和歌山の潮岬付近では南よりの風も観測されています。一方北西側は、北西や北北西の風が観測されています。やはりエコー付近で収束しているようです。
また、風速は南東側の方が強いことがわかります。よって、
エコー域の南東側は南又は東南東の風、北西側は北北西の風又は相対的に弱い風で、エコー付近で風が収束している。(54字)




