第63回実技1 問2(4)

①低気圧中心の半径400kmはおおよそ下記の範囲です。

温度の分布ということですので、どこが高温(低温)かや、温度傾度が大きい(小さい)について述べればよいです。中心の南東側は等温線が何本も集中しており、温度傾度が大きくなっていることがわかります。また気温は、おおよそ北西から南東に向かって高くなっていることがわかります。よって、

地上低気圧の南東側では、水平温度傾度が大きく相対的な高温域となる。(36字)

水平温度傾度が大きい部分(前線)が中心の南東側となり、低気圧の西側から寒気がかなり入ってきている様子を答えさせる問題です。低気圧が衰退期を迎えていることが読み取れます。

②まず温度移流についてです。

低気圧の南側の大半で寒気移流で、東側で一部暖気移流となっています。寒気が中心に南側から回り込む衰退期の特徴を示しています。よって解答は、

地上低気圧の東側で暖気移流となり、南側で寒気移流となる。(31字)

次に鉛直流についてです。上昇流は中心から東側、下降流は南側に広がっています。さらにその極値にも触れながらまとめると下記のようになります。

地上低気圧の中心付近から東側にかけて最大-80hPa/hの上昇流となり、南側では最大+20hPa/hの下降流となる。(58字)