第63回実技1 問1(2)

等温線の値と風向きを比較すると地点Aでは、温度の低い方から高い方に風が吹いていることから、寒気移流、地点Bはその反対で、暖気移流となっています。

②温度移流の大きさは風速と、風向に沿った温度傾度の積で表されます。地点Aも地点Bも風速は30ノットであるため、風向に沿った温度傾度の大きい地点のほうが温度移流が大きいことになります。

地点Aと地点Bの風向に沿った等温線の2本分(6℃)の距離を上の図に示します。地点Aでは、風向に沿った等温線の距離が長く、地点Bでは短いです。つまり地点Bの方が風向に沿った温度傾度が大きいことになりますので、地点Bの方が温度移流が大きいです。

理由は上述のとおり、

両地点の風速は同じだが、地点Bの方が風向に沿った水平温度傾度が大きいため。(37字)

まず6℃と15℃の等温線の距離を求めます。地図上で6mmの距離なので、緯度10°の40mmが600海里であることを利用して、実際の距離は、600海里×6mm/40mm=90海里となります。

風速は30ノットなので空気塊は、この90海里を3時間で移動することになります。よって、3時間で6℃から15℃へと9℃温度が上昇することになります。温度移流は+3℃/hとなります。