第63回実技2 問2(2)

まずこの台風は、初期時刻から24時間後にかけて、945hPaから1004hPaとなり、衰弱する予想です。これを念頭に置いてひとつずつ考えます。

aの台風の気圧中心の鉛直軸の傾きの変化ですが、(1)②にて鉛直方向から北東方向に変わるとのことでした。これは台風が温帯低気圧化するときの特徴なので、台風の衰弱に寄与しています。

bの500hPaのトラフの台風の北西からの接近については、今回の事例で北西から結びつくトラフは確認できませんので、寄与していません。もしトラフがあるケースであれば、これも温帯低気圧化の特徴です。

cの進行方向後面の下層の明らかな寒気の流入についてです。

850hPaの予想から、特に寒気が入っている様子はありませんので、寄与していません。

dの進行方向前面の下層の明らかな暖気の流入についてもcと同様に寄与していません。

eの台風の中心の上陸ですが、台風が上陸する予想となっているので、海水面から水蒸気を補給できないため衰弱に寄与します。

fの傾圧性の大きい領域への台風中心の到達については、台風が850hPaの等温線の集中帯に向かって進む予想なので、温帯低気圧化の特徴であり、衰弱に寄与します。

よって解答は、a,e,fです。