第63回実技2 問2(1)

まず初期時刻について見ていきます。

1004hPaの等圧線の南北方向の幅は上の図のように、地図上では20mmとなります。

北緯30°から40°までが、1111kmで、地図上では40mmということを踏まえると、

1004hPaの等圧線の南北幅は555kmとなります。よって100km刻みでは600kmとなります。

初期時刻と同様に12時間後では南北幅は地図上で18mmとなり、実際の距離は500kmとなります。

24時間後では194kmと求められ、100km単位だと200kmとなります。

まず12時間後についてです。地上の台風中心を500hPa予想図にで示しています。渦度極大の+724×10-6/sは地上中心とほぼ同位置にあることがわかります。(ちなみに渦度極大点の位置は+の記号の中心で、数字の中心ではありません。)

24時間後には渦度の極大値は+240×10-6/sとなり、渦度極大の位置は(+の記号の位置)は、地上中心の北東側にあることがわかります。

よって、500hPaの極大値は、小さくなる。

台風中心の鉛直軸の傾きは、ほぼ鉛直から北東方向に変わる。

24時間後の500hPa予想図に12時間後の渦度極大点の位置を落とし込んでいます。12時間後の渦度極大点と24時間後の渦度極大点の距離は、地図上で20mmです。北緯10°分の600海里の距離が40mmなので、12時間での渦度の移動距離は300海里となります。よって移動の速さは、300海里/12h=25ノットとなります。

12時間後と24時間後の地上の台風中心を、上昇流の中心をで示しています。12時間後の上昇流の中心は地上台風中心とほぼ同位置にありますが、24時間後には台風中心の北東側に離れています。

これを答えますと、

上昇流の中心は、地上の台風中心から北東方向に離れていく。(28字)