①まずは850hPaと950hPaのそれぞれの東経129.5°での等相当温位集中帯の南縁の位置を求めます。

850hPaでは北緯34.0°です。

950hPa面では北緯33.4°です。850hPaよりも地上に近い950hPaでは、集中帯の南縁が850hPaよりも南側に位置することがわかりました。集中帯の南縁は同じ傾きで地上に到達しているので、もう少し南側となります。具体的に計算していきます。

断面を描くと上の図のようになります。100hPaあたり、0.6°南にいく傾きなので、950hPaから1000hPaでは0.3°南になりますので、北緯33.1°となります。1°刻みでの解答では33°です。
②850hPa、950hPa、地上の集中帯と強雨域の位置関係を見てみます。

東経129.5°上で強雨域に最も近いのは950hPaの集中帯南縁ということになります。これをこのまま回答しますと、
強雨域は、950hPaの集中帯の南端付近に位置する。(書き出しを含め26字)