①

上の図のとおり、一番下の逆転層の上端の高度は1000hPa、2番目の逆転層の上端の高度は620hPaです。
②気温については、前線面の上層は暖気層、下層は寒気層があり、通常の気温の鉛直分布とは異なり、前線面のすぐ下層の転移層では、上空のほうが温かい逆転層や、気温減率が小さい層となります。前線面のはこのような層の上端にあたります。
また、風向については、温暖前線面の下層は、暖気が移流するので、風向は上空にむかって時計回りに変化します。つまり温暖前線面は、風向が時計回りに変化する区間の上端となります。気温と風向の2つの条件を満たす前線面の位置は、740hPaです。理由は
気温減率が小さい層の上端で、風が南から南西に順転している層の上端付近のため。(38字)