4-5 中期予報

中期予報とは、主に明日から1週間先までの予報を指します。気象庁では「府県週間天気予報」として発表しています。

1. 府県週間天気予報

旅行の計画や農作業の工程管理など、数日先を見越した活動に使われる予報です。

発表の仕組み

  • 発表日時: 毎日 11時17時 の2回。
  • 予報期間: 発表日の翌日から 7日先 まで。
  • 対象区域: 府県予報区(東京都、大阪府など)単位。

予報される要素

日によって予報の細かさが異なります。

  1. 明日・明後日:
    • 短期予報(府県天気予報)の内容と整合しています。
    • 天気、降水確率、最高・最低気温。
  2. 3日目 〜 7日目:
    • 天気: 代表的な天気を概況的に予報(例:「くもり一時雨」)。
    • 降水確率: 1日を通した確率(%)。
    • 信頼度: 予報の確からしさ(A, B, C)。

2. 信頼度(A, B, C)

週間予報は期間が長いため、数値予報モデルの計算結果にばらつき(不確実性)が生じます。

利用者が「この予報はどのくらい信じていいのか?」を判断できるよう、3段階の信頼度が付与されています。

ランクの定義

このランクは、「降水の有無の予報適中率」をもとに決められています。

信頼度意味イメージ
A確度が高い明日の予報なみの的中率。
B確度が標準的4日先の予報と同程度の的中率。
C確度が低いBよりもさらに低い。

気温の予測範囲

気温予報には、数値予報の誤差を考慮した「予測範囲」が括弧書きで示されます。

  • 意味: 実況の気温がこの範囲に入る確率が、およそ 80% となるような幅を設定しています。
  • 信頼度が低い(予報が難しい)場合、この温度幅は広くなります。

3. 平年値

「明日は平年より暖かいでしょう」といった表現に使われる基準値です。

統計学的に厳密に定義されています。

平年値の定義

  • 計算期間: 過去 30年間 の観測値の平均。
  • 更新サイクル: 西暦の末尾が「1」になる年に、10年ごとに更新されます。

現在の平年値(2021年〜2030年の間)

現在は、「1991年 〜 2020年」 の30年間のデータを使用しています。

(※以前は1981-2010年でしたが、地球温暖化の影響で新しい平年値は全体的に気温が高くなっています)

週間予報での利用

週間予報では、予測された気温が季節外れかどうかを利用者が判断できるように、その時期の平年値も併せて掲載されます。


まとめ:試験対策チェックリスト

  • 週間天気予報は毎日 11時17時 に発表される。
  • 予報期間は 7日先 までである。
  • 信頼度(A, B, C)は、「降水の有無」の予報精度を示している。
  • 気温の予測範囲は、実況値が入る確率が 約80% となる幅である。
  • 平年値は、過去30年間(現在は1991-2020年)の平均値であり、10年ごとに更新される。