第64回実技1 問3(1)

①②

まず、台風の初期時刻から12時間後の移動についてです。初期時刻の位置は図1から読み取れます。

この位置を12時間後の予想図に落とし込むと下記のようになります。

初期時刻から12時間後の移動の方向は北北東であることがわかります。図の水平に対して45°ぐらいの角度なので北東と答えたくなりますが、東経120°の経線が斜めになっており、この向きが南北方向なので、台風の移動方向は北北東です。

移動の速さについては、地図上で18mmの移動です。北緯30°から40°の600海里の地図上の距離が40mmなので、実際の移動距離は、600海里×18mm/40mm=270海里となります。

270海里を12時間で移動する速さなので、270海里/12h=22.5ノットとなり、5ノット刻みでは25ノットか20ノットが正解です。

③④も同様に解きます。12時間後の台風の中心位置を24時間後の予想図に落とし込みます。

移動方向は北東です。

移動の速さは、地図上で12mmなので、600海里×12mm/40mm=180海里となります。

よって移動の速さは、180海里/12h=15ノットとなります。