第65回実技1 問2(2)

衛星画像の破線で囲まれた対流雲域を、700hPaの高層天気図に落とし込んでいます。対流雲域なので、当然上昇流域となっています。

矢印で示された対流雲域より南側では、高度が低いほど相当温位が高く、上方に向かって低くなる成層状態です。これは対流不安定といいます。

③上の図のとおり北緯37.5°では、地上から上空に向かって相当温位が低くなっていますが、760hPa付近からは上方に向かって相当温位が低くなっています。よって、北緯37.5°における対流不安定な層の上端は、50hPa刻みでは750hPaです。

④答えは不安定です。この対流不安定な状態では、まだ不安定が顕在化していない状態でした。高相当温位の湿った空気塊が持ち上げられ、凝結し潜熱を放出したため、周囲の空気より温度が高くなり、不安定となったのです。

⑤シアーライン付近で上昇流の要因となるのは、風の収束です。

⑥矢印で示された対流雲域の900hPa付近では周囲より相当温位がいことがわかります。

⑦⑧湿った空気が対流により空気がよく混合されると、気温の成層状態は湿潤断熱減率とほぼ等しくなり、相当温位が鉛直方向にほぼ一定となります。