
①グラフを読み取るだけの問題です。気温が0℃となる高度は970hPaです。そのときの露点温度は-6℃ですので、湿数は気温と露点温度の差のことなので6℃です。
②前の問題に関連付けて考えます。地上は0℃以上の気温となっていますが、0℃以上の層は、970hPaより下層のみとなり、厚さにして数百mと極めて薄いことがわかります。上空で雪として降った降水が、地上でも雪のまま降ってくることが想像できます。また970hPaの湿数は6で乾燥しており、さらに下層でも乾燥しています。大気が乾燥しているほど、雪片の昇華や蒸発が起こりやすく、その際に潜熱が吸収され、気温が低下するため、地上で雪の確率が高まります。
この2点の状況をまとめますと
東京上空では、気温が0℃以上の層が薄く、かつ乾燥している。(29字)