
①北側の正渦度域と南側の負渦度域の境界の渦度の0ラインは強風軸です。
②低気圧の中心はこの渦度の0ラインの強風軸より北側にあります。

③低気圧の中心に向かってのオレンジで示した306Kの等相当温位線がくさび形に入り込んでいます。
④相当温位が低い領域が、低気圧の中心の前面に回り込んでいる状況なので、この低気圧は閉塞していると言えます。
⑤閉塞前線は強風軸の真下付近に形成されるのが教科書的パターンですので、500hPaの天気図から写し取った強風軸と、等相当温位線集中帯がくさび形に入り込んでいる交点付近となりますので、北緯35°、東経143°付近が閉塞点となります。