第58回実技2 問2(3)

まず図1の天気図の前線の位置を図5上に落とし込みます。

すると、温暖前線は6℃の等温線付近、寒冷前線は6℃~12℃の等温線付近に対応しているのがわかります。また問題文には(2)に着目してと書かれています。(2)では低気圧の中心付近が乾燥していて下降流となっていることを述べました。これは、温帯低気圧の衰退期であり、前線はすでに閉塞していることを示しています。それらを踏まえて12時間後の850hPaの6℃の等温線に温暖前線を、6℃~12℃の等温線に寒冷前線をかき、交点を閉塞点として、閉塞前線もかくと、以下のようになります。

12時間後では、12℃の等温線が9℃の等温線とかなり離れているため、寒冷前線は6℃から9℃としてかいています。

また等圧線の谷を通すように少し前線の位置を調整すると以下のように作図できます。