第58回実技1 問2(4)

低気圧の発達とトラフの関係といえば、低気圧の西側にトラフがあるときに、低気圧が発達するという背景があります。これを念頭におき解答を作りましょう。

12時間後のトラフと低気圧を、24時間後をとしています。初期時刻は黒です。初期時刻には低気圧の西側にトラフAがありますが、12時間後にはトラフAは低気圧のほぼ真上付近に移動し、トラフBが低気圧の西側に近づいてきます。24時間後にはさらにトラフBが低気圧に近づいてきます。

つまり、初期時刻から12時間後には低気圧はトラフAの前面で発達し、12時間後から24時間後にかけては、トラフAの影響はなくなり、西から近づいてきたトラフBの前面で発達していくこととなります。

これらをまとめますと

初めの12時間はトラフAの進行前面で発達し、その後の12時間はトラフBの進行前面で発達する。(46字)