
上の図の500hPa天気図では、低気圧の前面に乾燥した空気が回り込んでいるのがわかります。この付近では前線はすでに閉塞していると考えられ、湿潤なエリアに沿うように温暖前線と寒冷前線を書くことを考えます。また、850hPaの天気図において寒冷前線は15℃から18℃の等温線集中帯の南縁、温暖前線は9℃から15℃の等温線集中帯の南縁を通すこと、上昇流の領域を通すことを意識して前線を書きます。

地上低気圧の気圧の谷を通るように微調整すると上図のようになります。
温暖前線と寒冷前線を書く問題なので、閉塞前線は書きません。