
まず、前線の波動とは、前線が北に凸なっている赤丸の部分です。前線の波動周辺部について図3下に落とし込みます。

紫色が地上前線位置です。問題文の指示では鉛直流と温度移流について述べよとのことなので、まず鉛直流について見てみます。波動付近では網掛けの領域ですので概ね上昇流が広がっています。また、鉛直流については、問題文の指示通り、極値について言及する必要がありますので、波動の中心付近で-64hPa/hの上昇流と確認ができます。
温度移流についてですが、波動の西側では、等温線の低い方から高い方に風が吹き寒気移流。東側ではその反対に暖気移流です。
これらをまとまめると、
前線上の波動の周辺では、-64hPa/hの強い上昇流が解析されており、波動の東側で暖気移流、西側で寒気移流となっている。(60字)