
①15日21時までの12時間の移動方向は北東です。
②16日9時までの12時間の移動方向は少し東に触れていますが、16方位では北です。
③15日21時までの12時間の移動速度についてですが、地図上で33mm移動しています。北緯30°から40°の600海里の地図上の距離が38mmであることから、実際の低気圧の移動距離は、
600海里×33mm/38mm=521海里となります。
12時間で521海里移動する速度は521海里/12時間=43.4ノットとなります。5ノット単位では45ノットとなります。
④同様にして、16日9時までの12時間の移動速度を求めます。まず低気圧の移動距離は
600海里×22mm/34mm=388海里となります。
移動速度は388海里/12時間=32.3ノットとなり、5ノット単位では、30ノットとなります。
⑤初期時刻から15日21時までの中心気圧の変化量です。初期時刻の中心気圧は図1から990hPaでした。

15日21時の中心気圧ですが、980hPaの太線の内側にさらに4本の等圧線がありますので964hPaであることがわかります。このとき976hPaの等圧線から数えはじめると、どの等圧線が976hPaを指しているのかを読み間違えるので、20hPaごとの太線から数えはじめるとよいでしょう。
990hPaから964hPaまで気圧が変化しているので、気圧変化量は符号をつけて-26hPaとなります。
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同様にして太線の960hPaから3本の等圧線があるので、中心気圧は948hPaとなります。964hPaから948hPaに変化しているので、変化量は、-16hPaとなります。