
トラフは初期時刻には、東経108°付近で、高度5760m~5820m付近にあります。24時間後については、これより東側に移動しているものとみて、トラフを解析してみます。

東経118°付近で、初期時刻のトラフ高度と同じ5700mから5820mの等高度線が大きな曲率をもっています。また、北緯32°、東経120°付近に正渦度極大域があります。これらをつなぐとトラフが解析でき、24時間後のトラフと5760mの等高度線との交点は、東経119°となります。

次に48時間後についても、同様にして、24時間後のさらに東側で、曲率が大きいところと正渦度極大域を結んで、5700mから5820m付近にトラフを解析すると上の図のようになります。
48時間後のトラフは東経134°で5760mの等高度線と交わります。