①
まず15時のシアーラインについてです。

図9のシアーラインは上の図のように解析できるので、図13の断面図では、だいたい東経140°付近にシアーラインが解析できるのではないかと考えます。

図13の975hPa面では東経140.25°と東経140.50°を境に北西の風と南西の風に分かれています。問題文にはこのうち図の左側の地点の経度を答えるように指示がありますので、15時については、東経140.25°となります。
次に18時についても同様に考えます。

シアーラインは図13の断面図では東経141°よりさらに東側に現れそうです。

東経141.50°から141.75°かけて風向が北西から西に変化していますので、18時においては東経141.50°が正解となります。
②
問題の上昇流域A、B、Cは以下のようになります。

まずAについては、山岳の左側(北西側)に北風が吹いていますので、山岳の斜面に風が吹き付けていると言えます。よってこの地形によって強制上昇しているわけです。
次にBとCについて考えます。

Bは地上前線からやや北西側、Cは地上前線付近です。前線面は北西側に行くほど高くなっており、Bの上昇流域が比較的高い位置にのみ認められるのと整合がとれますので、Bは上空の前線面であると言えます。Cについては、地上前線付近なので地上付近の強い風による収束によるものです。
よってA:イ、B:ア、C:ウとなります。
③

BとCの上昇流域は図13(下)での位置は上の図のとおりです。Bの上昇流域はおおむね湿数3℃以下の領域と重なっており、Bのほうが湿潤域と対応が良いといえます。そしてこのBの上昇流域での風の鉛直分布に関連した湿潤域との対応関係ですが、Wと書かれた湿数の極小点が、下層の弱い南西風と上層の強い南西風の間ぐらいにあります。これを下記のようにまとめます。
Bのほうが湿潤域との対応が良く、南西風が上空に向かって強まる領域に対応している。(40字)
そもそもBの上昇流は②より、前線面による影響です。この付近では下層の寒気層が北よりの風、上層の暖気層が南西風となっており、その間の暖気側の境界が前線面となります。前線面付近では空気塊が凝結しながら上昇するため湿数が小さくなりますのでこのメカニズムを知っていることが重要です。
④ここまでの問題から18時の東経141°付近に位置する前線は寒冷前線です。寒冷前線は下記のような構造を持ちます。

ここで図13で下に示した領域では等温線が立っており、温度の低い左(北西)側と、高い右(南東)側の差が大きいことがわかり、前線の特徴を示しています。また風向についても、北西風と、西北西~南西とで水平シアーも確認できます。

これらを分割するように前線面を作図すると以下のとおりです。
