
まずは、温度移流の種類についてです。
以前の問題から前線により、北成分の風と南成分の風に分けられていました。それをもとに図11に前線面を作図すると上のオレンジの線のようになります。
17時30分の前線面より上層の温度移流の種類を推測するため、この時間の前線面付近から上の層の風向に着目します。風向と温度移流の関係といえば、風向が上方に向かって時計回りに変化していれば暖気移流、反時計回りであれば寒気移流というものでした。
回のケースでは、上方に向かって、時計回りに風向が変化していますので、暖気移流となります。
理由については上記のとおりですが、問題の指示は、前線面付近およびそれより高い層の風向に注目してとされていますので、この2つの層の具体的な風向を明示して、それが上方に向かって時計回りであるという解答を作成する必要があります。
前線面付近では、見づらいですが風向は北東です。それが、上方に向かって時計回りに変化していき最上層の5kmでは、南西風となっています。これらをまとめますと
前線面付近の1.2kmで北東風、5kmでは強い南西風で、風が上方に向かって時計回りに変化している。(49字)
次に前線面の高度変化についてです。問題の指示のとおり、最初に前線が認められる時刻と高度に言及するようにします。
上の図のとおり、北風成分と南風成分の鉛直シアー(前線面)が明瞭となるのは、16時40分ごろです。このとき、高度は1km弱です。そして、この前線面の高度は上昇していき、一番左の21時00分ごろには高度2km程度となります。これらをまとめますと
16時40分には0.9kmであるが、その後は次第に上昇し21時には2kmに達している。(43字)