第65回実技2 問3(1)

およそ茨城県、埼玉県、山梨県にかけて帯状の降水域があります。

問題に問1(3)に着目してとありますが、この問題では、渡島半島付近の低気圧の前線は850hPaの-9℃の等温線に、日本の南の低気圧の前線は9℃の等温線に対応しているというものでした。

24日21時の850hPaの予想図のこれらの等圧線は下の図の位置となります。

よって、関東地方の帯状の降水域に対応しているのは-9℃の等温線であり、渡島半島付近の低気圧です。

等圧線を作図する問題ですが、気圧の測定点が少なく、線形を特定しにくい状況です。しかし、これまでの問題から、前線を伴っているので、地上前線の位置が気圧の谷となるような等圧線の形状となるはずです。先にシアーラインについて考えていきます。

北東の風と南西の風のシアーがありますのでここが地上前線となります。この地上前線が気圧の谷となることを意識しながら993hPaの等圧線を作図します。

シアーラインを994hPaの等圧線で囲むようにして、930より大きい観測点930より小さい観測点を分けるように作図してください。また930の観測点を必ず通過しますと上記のような線形が解答となります。

③まず18時については、②で作図したシアーラインの位置を確認します。15時については、問題文の条件の通り、北成分の風と南成分の風が分かれるところの、北成分の先端付近をシアーラインとすると下記のようになります。

2つの時間帯のシアーラインと降水域の位置関係について、聞かれているということは、位置関係の違いを聞かれているわけです。15時と18時では、シアーラインから降水域までの距離が違うわけです。解答用紙の書き出しに合わせて具体的に書くと次のようになります。

18時:シアーラインは降水域の南側に離れて位置する。

15時:シアーラインは降水域の南東端付近に位置する。