第65回実技1 問4(2)

台風は潜熱をエネルギー源としますが、温帯低気圧は温度傾度をエネルギー源とします。温帯低気圧は寒気の下降と暖気の上昇という構造となっているのです。

それを踏まえて700hPaと850hPaの特徴について答えていきます。まずは700hPaについてです。

上の図は16日21時の台風の中心からおよそ150海里の位置を示しています。

上の図は、700hPaの湿数の状況です。北半分は湿数3℃未満で湿っていますが、南半分は乾燥していることがわかります。

上の図は700hPaの鉛直流を示しています。領域の南西部分は上昇流となっています。

よって700hPaの特徴は、

中心の南~西側が下降流となり、南側が相対的に乾燥する。(27字)

次に850hPaの特徴についてです。同様に上の図から、領域の北西側で低温となっているのがわかりますので、中心の西~北側が相対的に低温となる。(18字)となります。

台風の中心の北西側から寒気が下降し、乾いた寒気が南側から中心に回り込んでいる状況を表しています。これは温帯低気圧の典型的な構造です。