①(1)よりシアーラインの北西側では北西の風、南東側では南の風となっていましたのでそれを踏まえて図12を確認します。

3時に北西の風から南よりの風に変わっていますので、シアーライン通過時刻は3時です。
②シアーラインの通過の方向ですが、北西の風が南よりの風となり気温が低下しているので、(1)より、高田はシアーラインの北西側の領域から南東側の低温領域に入ったことがわかります。シアーラインの通過の方向は南下か北上かと問われたら北上と言えます。
また、8日朝までののシアーラインの移動についてです。シアーライン通過後からも比較的降水が強くなり、9時まで降水が強いままです。(1)より、シアーライン付近は比較的強い降水エコーが解析されていることがわかっていますので、シアーラインは高田を通過後も、高田の近くに停滞したと言えます。
よって答えはウです。理由については上記をまとめて以下のようになります。
風向が北西から南よりに変化し、気温が下降、降雪が強まった後も、風は南よりで気温が低く、強めの降雪が続いた。(53字)
③9時までの前6時間の雪水比を求めるので、3時から9時の降雪量と降水量について確認します。このとき、グラフ上の3時の値から6時の値までを足すのは間違いです。グラフは前1時間の値示しているので、3時の値は2時~3時の値を示します。よって3時から9時の6時間の値は4時の値から9時の値までの6本分を足したものです。
降雪量(cm)は、2+2.5+4.5+2+4+2=17
降水量(mm)は、3+3+4.5+3.5+4+3=21
となりますので、雪水比(cm/mm)は、降雪量を降水量で割ると、0.8となります。