①船舶Aの観測データは500hPaで南風25kt、300hPaで東風5ktです。よって温度風はそのベクトル差であり、下記のようになります。

よって温度風の方向は北北東です。
②温度風と気層の平均気温との関係ですが、温度風の左側で低く、温度風の右側で高くなります。今回の①場合は下記のようになります。

「船舶Aの東側は西側より低温である。」とするアが正解です。
③


300hPa天気図において、船舶Aの南側では、等高度線が南東に張り出し、高度が下がっています。これは強風軸の蛇行により、低圧部が切り離されそうな状態です。また、船舶A付近の気温は-43.1℃と周囲よりも低くなっています。一方で地上天気図では、低気圧は不明瞭です。このような特徴をもつのは寒冷渦です。