全球モデルに比べて、メソモデルでは水平分解能が高く、また非静力学的モデルを用いているため局所的な上昇流を計算し、降水量を算出しています。
今回、メソモデルで降水量を多く予想しているのは山地の東斜面です。海上から東風が吹くことが予想されており、メソモデルでは、この東風が斜面を上昇し、強い降水となる予想をしているようです。一方全球モデルでは、計算に使う地形モデルもメソモデルに比べて荒く、静力学平衡なモデルであることから局所的な上昇流については表現できません。
よって影響の大きい要因は、地形と鉛直流です。