第55回実技2 問1(4)

まず300hPaの強風軸を解析します。問題文から複数の強風軸が解析できるのではないかと考えます。

等風速線の尾根を結ぶと上図のようになります。南側では80kt以上の領域を通る強風軸、北側では、黄海の低気圧の西側に回り込むように伸びる40ktと60ktの尾根を通る強風軸です。今回はこの北側に位置する強風軸について考えます。

水蒸気画像のとの関係は上図のようになります。強風軸は水蒸気画像の暗域と明域の境界(バウンダリー)付近に対応するのが一般的です。今回はおおよそ強風軸の位置が水蒸気画像の暗域に対応しているのがわかりますので、それを述べます。

暗域は、強風軸とほぼ同じ位置にある。(17字)