①気温についてですが、21時から24時については0.5~1.5℃のみぞれの時間帯となっています。雪水比ですが、21時前1時間降水量(20~21時の降水量)が2.5mmで20時から21時の積雪深さは80cmから81cmとなっており、20時から21時の雪水比は1cm/2.5mm=0.4cm/mmとなり、みぞれの条件となります。同様にして21時から22時についても雪水比は0.4、22時から23時は0.25、23時から24時は0.29、24時から1時は0となっており、20時から翌1時においてはみぞれの条件となっています。
ここで21時から24時については気温も雪水比もみぞれのため、この3時間はみぞれとなります。
20時から21時については、20時の気温が0.3℃となり条件を満たしませんが、この時間帯のどこかで0.5℃以上となり途中でみぞれになると言えます。24時から1時についてもこの時間帯のどこかで1.5℃以上となり、そこでみぞれと雨が切り替わることになります。
問題の条件より、この2つの時間帯については同時間帯に2種類の降水となっているため、時間は30分ずつとします。するとみぞれの時間帯は20時から21時の30分と21時から24時の3時間と24時から1時の30分で4時間となります。
②積雪深が増加しているときには融雪がおきておらず、その後の積雪深の減少がすべて融雪によるものとのことなので、
積雪深がもっとも大きい84cmから最も少なくなった62cmとの差を考えると22cmが融雪による減少です。雪密度が0.4g/cm3なので、雨量に換算すると22×0.4=8.8cm。単位をmmにそろえると88mm。