①上図で逆転層より上層と下層の100hPa厚の層について赤線と青線で示しています。まず風向ですが逆転層の上層はおよそ南西の風、下層は北北東の風です。風向は逆転層の上層の方が強いです。まとめると、
逆転層の下方は概ね北北東の風、上方は概ね南西の風で、上方の風の方が強い。(36字)
②乾燥断熱線は温位が一定のまま圧力を下げたときの気温変化をしめしていますので、乾燥断熱線の示す温位が求める温位となります。290Kと295Kの乾燥断熱線の間の比から読み取ると293Kです。
また、前線面は等温位面に沿っているとのことなので、293Kのまま、850hPaまでたどり、その温度を見ると7℃となります。
③地上低気圧中心からオサンまで地図上で15mmです。北緯30°から40°までの地図上の長さが37mmですが、緯度10°の実際の距離は1111kmなので、この割合をつかって、オサンまでの実際の距離を求めると446kmとなります。
また、オサンの逆転層の高度が3039mなので、前線面の断面は上の左図のようになります。これを1/Fの形にするには446000÷3039=147となります。