第54回実技1 問4(1)

①逆転層の上端は790hPaです。問題文から、850hPaは高度1500mで、1hPaあたり10mの高度差ということなので790hPaは850hPaより600m高いので2100mとなります。気温は1℃です。

その下の一番気温が低い高度ですが、865hPaなので、同様にして1500mより150m低いため、高度1350m-3℃です。

②図10名瀬のエマグラムと図5の館野のエマグラムを比較してみます。

問題の指示通り、逆転層の上端の気温と、850hPa~地上付近の気温について考えます。

まず逆転層上端の気温は名瀬も館野も約1℃です。

つづいて850hPa~地上付近の気温ですが、名瀬は-3~1℃、館野は-1~6℃と名瀬のほうが気温が低い層となっているのがわかります。これらをまとめると

逆転層上端付近の気温はほぼ同じだが、850hPaから地上にかけての気温は低下している。(43字)