関東地方の気圧と気温の特徴を述べる問題ですが、順番に見ていきます。
上の図に青で示した、低気圧進行方向前面である関東地方ですが、気圧の尾根となっており、周囲より気圧が高いと言えることがわかると思います。
また、大気下層の気温ですが850hPaの等温線や等相当温位線が南側に凸となっており、気温の谷、つまりは周囲より気温が低いことがわかります。
関東の南側を通る南岸低気圧は、大気下層に冷涼な北東風を引き込み、下層の気温を低下させ、しばしば大雪をもたらすことがあります。冷たい空気は重いため、地上気圧が高くなります。
よって答えは、
北東部から南西部にかけて周囲より気圧が高く、下層の気温は周囲より低くなっている。(40字)