第54回実技1 問3(1)

①29日9時には高度5580m付近、東経127°付近にトラフが解析されています。そこで29日21字についても5580m付近、かつ29日9時のトラフの位置よりも少し東側で、等高度線の曲率がある部分かつ、正渦度極大値をさがします。すると赤実線で結んだ位置がトラフだとわかります(赤は線は29日9時の位置)。よって5580mの等高度線とトラフが交わる位置は東経124°となります。

またこのトラフは12時間で地図上で24mm動いています。40mmあたり600NMであるため、トラフの12時間の移動量は360NMとなります。1時間あたり30NM移動する速さのため、その速さは30ktです。

移動方向はです。

②24時間後のトラフは、初期時刻から12時間後の移動速度と同じぐらいと仮定すると大体、東経130°~135°ぐらいに来るだろうとあたりがつきます。

そのあたりで正渦度極大域を探すと+109というのがあるので、そこにトラフが来ることが考えられますが、等高度線はほぼ直線であり、トラフの位置は不明瞭です。よって不明瞭になった。が答えです。