第54回実技1 問1(3)

①図2の等風速線の尾根に沿って強風軸をかくと下記のようになります。

②強風軸付近の風向の特徴の等高度線の走向との関係ということですが、そもそも一般的に風向と等高度線の関係とはどのようなものなのでしょうか?一般知識の分野ですが、北半球の場合、地衡風であれば風は等高度線と平行に高度の低い方を左側に見て吹きます。しかし、今回の場合、風向は、等高度線と平行ではなく、少し反時計回りにずれていることがわかります。したがって、

風向は、地衡風と比べ反時計回り方向にずれている。(24字)

③図4と強風軸を重ね合わせてみます。

この木の葉状の雲はバルジと呼ばれ、発達中の低気圧の北東の側に見られる雲であり、北縁は強風軸にそって高気圧性曲率を持つのが典型的です。したがって

雲域の北側の縁に強風軸が位置している。(19字)