①まず、福島県から関東地方内陸部にかけての低圧部とはどこかというと
このあたりですね。
低圧部と図7を重ねて、低圧部と関東の南東海上の湿数と鉛直流について比較すると、上のような位置関係になります。それぞれまとめると
鉛直流
関東の南東海上は強い上昇流域だが、低圧部は下降流域または弱い上昇流域である。(38字)
湿数
関東の南東海上は湿数が小さく湿潤だが、低圧部は相対的に湿数が大きく乾燥している。(40字)
②図7下の低圧部付近にWのマークが見られます。これは温度の極大点を表していますので
低圧部には、高温の極値がある。(40字)
③低圧部が高温になっていることの要因ということですが、図10と図7下の風向きを重ね合わせるとおおよそ下の図のようになります。
これは西風が山を越えた先で高温になっている状況です。フェーン現象ですね。
山岳の風下の下降流による昇温(フェーン)。(15字)