雲頂高度が高いほど温度が低く、赤外画像では白く写りますので、低気圧の北から北東側では雲頂高度が高いと言えます。
また、この雲域の北縁は、低気圧の南西側では南に凸、北東側では北に凸となっています。
これらはどのようにできるのでしょうか?
発達中の低気圧では、南側からの暖湿な空気が北上し、前線面を上昇しながら雲頂高度の高い雲となります。雲域の北縁は強風軸に対応し、低気圧の西側ではトラフの影響で南に凸、東側で北に凸となります。これらはそれぞれ、低気圧性曲率、高気圧性曲率とも呼ばれます。
さて、問題の解答ですが、
雲頂高度が高く、雲域の北縁が明瞭で高気圧性の曲率をもって(バルジ状となっている)いる。(31字)
となります