①
(1)の①②より低気圧は東北東へ35ノットの速さで進んでいます。
このことから低気圧は3時間前の27日の18時には現在の位置から、西南西に35ノット×3=105NMのところにあることがわかります。よって鹿児島から遠ざかっていたことがわかります。
②
ここでいう気圧変化の前半部分というのは、気圧が低下している部分のことです。
3時間前にはすでに低気圧が遠ざかっていたのに、なぜ気圧が低下しているのでしょうか。
低気圧の南西側には気圧の谷が伸びているのがわかります。いわゆる寒冷前線です。
これが、鹿児島付近に近づいたことで、低気圧が遠ざかることによる気圧上昇に打ち勝つほどの気圧低下要因となったのです。
低気圧の中心が遠ざかることに伴う気圧上昇量に比べ、寒冷前線の接近による気圧の下降量が大きかったため。(50字)