14時までの30分間に気温が10℃も下がった要因を答えるというものですが、この時間帯の短時間の間に比較的強い降水が見られます。このような降水は積乱雲の発達によってもたらされます。図8の海老名付近のエコーを見ても13時から14時の間に急激に発達しているのがわかります。
積乱雲の中では、ひょうやあられなどの降水粒子が成長し、積乱雲内の上昇気流で支えられなくなると地上に落ちてきます。そのときに周囲の冷気を巻き込んで引きずり下ろすことや、ひょうやあられの融解や雨粒の蒸発によって気温が降下します。これらの冷やされた下降流が地上に達して広がることを冷気外出流といいます。
答えは、発達した積乱雲からの冷気外出流のため。(19字)